ゼロから学ぶ借金学(1)

首都圏交通事情(と言っても主に多摩地区)

 こんにちは。ここまで「大阪都構想」について、これによる財政政策の変革よりも三つの構造改革、すなわちスーパーシティ化・IRカジノ誘致・水道民営化が問題である、と再三述べてきました。今回からは、何故それほどまでに筆者が之れらに異議を唱えるのか、その根拠を論じていきます。これらは政治問題であると同時に経済問題でもあり、その専門筋の方や造形のある方からすれば、トンチンカンで無知をさらけ出した「トンデモ意見」「トンデモ発言」であると唾棄される向きもあるでしょう。それに関しての批判については、甘んじて受入れ、今後の学びとして参照させていただきますが、このブログ上での議論は一切控えさせていただきます。何とぞご容赦下さい。11月は目前です。議論の猶予などありません。

 三点のうち、「カジノ」が一番分かりやすいだろう。なんせギャンブルなんだから。我が国にはパチンコなる一大社会問題が存在している。その種類が増える、というのだから何の知識も学習も不要。「いらんモノはいらん。」それで十分チャンチャン、である。「インバウンド効果が・・・」「経済波及効果が・・・」どんな能書きを垂れて来られようが全然ムシ、で、はいお終い。これも問題は其処ではない。スーパーシティもカジノも水道民営化も、実現した場合、それは須く外資系企業の手になることが大前提である。筆者が、てか別に調べたことはないから全く根拠なんかないが、反対者の意見は、ほぼ同様だろう、と確信する。「じゃあ日本の民間企業経営だったらやっても良いのか?」はいその通り。国内の会社だったらカジノであろうが、それよりもっとインモラルな事、ほれ、そう、今そう言われて♂だったら真っ先に思いついたアレだって、ま、良い事じゃないにしろ大いにやって一向に構わないっすよ。が、それはあり得ないんです、日本の民間企業が始めても、コノ手の後ろめたい産業は、なぜか必ず早晩ガイシの手に落ち(と言うよりスリ代わり)、そうなると今度はいよいよインモラルの一番タチの悪い薬物が濫觴、その町はまず間違い無くハーレムに行き着く。これ、歴史的に例外無し。世界中の都市には必ず薬物の蔓延した暗黒街が存在するが、東京はそれが存在しない世界唯一の大都市である。最早それは奇跡と称えて良い現象だ。なぜ日本は、東京はそうならないのか。暗黒街のボスたちは悔しいに相違ない。絶対に道連れにしてやれ、と忸怩たる怨念を抱えているだろう。どうです、それでも外資系カジノ誘致に反対しませんか?

 実は大阪都構想が首をもたげて跋扈してくるのは、ある意味歴史の必然とも言える。一国または一国のある地域経済が成熟を向かえ良く言えば安定期、悪く言えば横バイ状態になると、必ずグローバリズムの正当性を主張して構造改革をやろうとする動きが発生する。「グローバリズム」とは度々耳にするコトバだが、ここでは三橋貴明氏の言説でグローバリズムを「定義」しよう。すなわち、

  • ①規制緩和(自治体機能の民営化・移民政策) 
  • ②緊縮財政(=小さな政府/公共投資・社会保障費削減など)
  • ③自由貿易

 この3ポイントが大阪都構想の思想背景であることは十分に理解されるだろう。『大阪市のガイシ売り渡し』それが本質である。でも「何でガイシに任せちゃダメなの?カジノの件は薬物問題につながるからヤバいかも、って思えるけど、サービスさえ良くなるんだったら、スーパーシティ化や水道の民営化、別にイージャン」うむなるほど、まぁね。では、スーパーシティではないけれど、こんな例は如何だろうか?9年前の東関東大震災で発生した福島原発爆発事故。あの福島原発の専属警備会社が日本のセコムとか日警とかではなく、マグナBSPなるイスラエルの企業だったのは? つい先立って契約の仲介を務めた政治家、渡辺恒三も死去してしまい、責任は結局うやむやにされている。日本の都市のライフライン維持を、何故わざわざ外国企業に任せるのか?「任せなければ良いだろう。」いいえ、ちっとも良くないのです、100%外国企業の運営となります。外国企業から、そういう役目を負っているからこその、「大阪都構想」実現を喧伝・鼓舞し、実現させたいのです。

 そもそも一国の経済安定期になぜグローバリズムを唱えるのか?規制緩和によって発生する自治体サービスをなぜ引き受けたいと思う外資系企業があるのか?答えは非常に簡単。インフラが整備された、実質的初期投資ゼロの状態で経営をスタートできるから。ハゲタカ体質の企業家にとって、こんな旨味のある話は無い。ではそもそも、そのインフラは一体だれが作ってくれたのか、そして本来いったい誰のモノなのだろうか?先にお答えしよう。それは貴方。そう、日本国籍を持ち、日本政府に納税し、家族を養い地域とつながり、日々生産し、所得を得て、消費している貴方。そう、そういう貴方がたと筆者1億2000万人すべての日本人のモノです。チョイ格調高く言うと、日本国内に整備されているインフラは、日本国民の『資産』である、と。資産とは『現金』換算出来るもの、と考えてもよろしい。そのインフラ整備に要するお金を出してくれたのは、日本政府なのは確かである。具体的には『日本国債』発行という作業を経て。だから「日本政府は1000億も借金がある。いずれ返済しなかればならない」という不安を煽る一定勢力も存在している。そいつらの存在は取りあえず無視してはっきり言おう。確かに日本政府は国債発行という形で多額の借金をしている、と言えるかもしれない。だが、完成したインフラは我々日本国民の資産となっている。ならば政府のそれは借金と呼ぶのではなく、日本政府の『負債』である、と。誰かの負債は誰かの資産、だから政府の負債は国民の資産。それで何の問題もありません。こうして政府と国民とで仲良く(もないかもしれないけど)築いてきた国民の持ち物である社会インフラを、タダ同然で外資系企業に明け渡し、その上で営業権までオマケにつける、というのがグローバリズムであり大阪都構想であり大阪スーパーシティ化、なんである。それでも「スーパーシティになったら便利じゃん」とかの動画がyoutubeにあがったりしてるな。水道民営化を反対する理由はない、とかも結構スーパーレベルのチューバーがアップして多少炎上したようだが。

 閑話休題。と言っても、本当は今回一番言いたいことを。借金。我々は生まれてから親に教師に、その他沢山もろもろの大人たちから「借金は絶対するな。」「サラ金には手をだすな。」と、ず~~~と言われ続けてきた。だから借金は「悪いこと」と植え付けられてきた。だが、相変わらずサラ金はあるし、その利用者はいるし、やっと騙されていることに、本当につい最近気付いた。誰かが借金しなかったら資産も発生しない。だから経済も発展しない。資本主義は借金することが大大前提の経済システムだ。そっか、これは落語の饅頭こわいだったんだ。本当は借金は良いことなので、一般ララピポに教えたくなかったんだ。よっしゃ、短い老い先、どんどん借金して人生楽しむぞ!

 

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