クラシック、キミの知識はメッキ or エッチング?

鍵盤音楽
江戸時代の浮世絵に描かれたスカイツリー。の、音楽フラクタル。 バロック時代に演奏されていたジャズフレーズ。

 10才チョイでピアノを弾き始めたことは以前書いたと思う。その一年後ぐらいからは、聴く音楽もピアノものばかりになる。但し、勿論クラシック限定だ。その点だけは一応、辻井伸行くんと同じわけだ、違うのは腕だけ😀。幼少のころは、こと音楽に関する限り一点主義に陥る傾向があったようで、鍵盤に触れる直近まではGSにハマりまくっていた。それ以外は全く音楽じゃあ無いとさえ思っていた位だ。しかも桑田佳祐が鋭くも「GSは僅か2~3年のブームなんだよね」と語っていた様に、その頃はかなり下火で、GSの新人デビューも歌番組の出演とかもドンドン減って、新たに満足する音楽を見つけんとする時期でもあった。こう述べると、いかにも音楽好き学童の様に取られかねないが、全然そうでは無い。小学高学年ともなれば、本当に目覚めた音楽好きならば、そろそろ洋楽を聴くようになって、クラスメイト達から羨望なりマセガキ認定の洗礼なりを浴びせられる位のマニアになってたりするわけだよ。そういう子に比べたら、音楽なんか数ある関心事のうちの一つに過ぎなかった。それがピアノを弾き始めることによって一変したわけだ。以来数十年間、ず~っとピアノ音楽と付き合い続けることになる。で、彼等クラシック大作曲家に対する、現在の結論。「何も知らない。」     

 「ん、一体どっちなんや?」世の中にはそういう事が意外に多い。エレベーターに乗ると、どっちのボタンが「開いて」どっちが「閉じる」のか瞬間分からない。多くは矢印→←/←→をポップ化したデザインだが、どうにでも取れる。Openの「O」とClose「C」だと、英語圏のガイジンさんたちはともかく、我々日本人の視覚では「O」と「C」の瞬時の峻別はままならぬ。じゃあ日本語なら大丈夫か、と思いきや、「開」と「閉」も🌰ソツで、近視や老眼には余計ややこしい。そうでなくともイパ~ン的にエレベータの中って暗いしね。で、大体、願望とは反対のボタンを押してしまい、首を挟まれたりする。いま現在の出現度トップのコトバ「陽性」と「陰性」も、小坊以来何十年も予防接種したことのない身では、感染者がどっちかも分からん。エントロピーも「減少=確定的」で「増大=曖昧」っていうのもフィーリング的には「逆じゃね?」。あ、隣の小学生の会話が聞こえてきた。「小さい数字が円高で、大きい数字が円安っておかしいよね?」左様!おかしいオカシい!君たち良い子じゃ。おっさんも思っとるで。ま。キリがないから、あと一つ。「メッキ」と「エッチング」。これ、前者は「付着」させる事で後者が「剥離」する作業の事である、と。う~ん知らんかった。大体これらの作業、エッチングは日常用語とは言い難い低頻出語であり、かたやメッキは「メッキが剥がれた」と、悪い意味の慣用句になっているという用語格差になっている。で、大作曲家たち、その余りの偉大さ故、生涯を膨大なメッキすなわち粉飾とエッチングすわなち剥離という行為による「隠蔽」が凄まじく、本当の人物像、調べれば調べるほど不明になっていくのだ。最早それが粉飾なのか隠蔽なのかさえ分からぬほどに。

 「メッキ」作曲家の筆頭はベートーベン。これ、誰も異論は無いであろう。この原因が、一時秘書だったアントン・シントラーのベートーベン伝に多数の虚実が盛り込まれていることが一番であることは、既に散々言われてきた。が、それだけでは無く、彼の作品は創作時期並びに出版・初演時期とその時代の歴史的事情が折り合っていないな、という疑念を抱きたくなることが多々ある。それに対して後者、すなわち「エッチング」作曲家は結構いる。ロマン派とされる作曲家に特に多い。もっともこれはベートーベンよりも自らの行為によるところが大きい。彼等はスキャンダルの発覚に繋がる恐れのある私物を、なるべく破棄しているからだ。こちらの代表格はショパンで良いだろう。そして彼の場合、複雑奇怪なことに「隠蔽」策を積極的に手を貸している存在がある。誰か?意外にも熱狂的ショパン信者ともいうべき愛好家の方々である。しかも彼等は明らかに我々イパ~ン人の知らぬショパン像を知った上でのエッチング行為なのである。註) エッチング行為だよ。「えっちな行為」じゃないからね。でも残念ながらヤリ過ぎ、逆効果。あんまり隠蔽するから、実はそうなのか、ってかえってゲロったことになっちゃってる。ま、此処ではもう言及しませんが悪いこと言いません、そろそろ本当のこと、ちゃんとキチンと公表しましょ。それはピアニストさんたちにショパンを、より美しく弾いてもらえる事につながるはずだ。

追記1) ベートーベンの偏屈変人偏狭ぶりは、まぁカナ~リのレベルだったのは確かだが、決して人付き合いの悪い人では無かった、てこと。不自由な聴覚に起因する誤解や挙動不審が目立っていた程度で、コミ障では無かったと思う。どケチという悪評も、自分が愛していた未亡人の生活費を見てあげたため。むしろ反対と解釈すべきです。

追記2) 個人的にはショパンと同郷ポーランドのピアニスト、アルトゥール・ルービンシュタインの語るショパン像が一番納得します。RCAビクターのショパン全集には、演奏以外にインタビューも収録されており、貴重な発言禄アーカイブになってます。

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