都構想、追補

首都圏交通事情

 こんにちは。オールドメディアは相変わらずのだんまりなるも、ネット上では「大阪都構想」について主謀者(本当は違う、ただのチ○ピラ→後述)である大阪維新の会関係者がコメなり youtube なりでけっこうな量の喧伝を始めている。それらを眺めているうちに、とある仮説が思い浮かんだので、備忘録として記して置く。

 「大阪都構想」の目的は、大阪市の社会的インフラ&行政サービスを、ハゲタカファンドの外国資本に二束三文で売り払い、そのオコボレを着服するためと再三論じてきた。が、

  • ①「都構想を実現することが、なぜ外国資本下の運営に繋がるの?」
  • ②「そう断定する根拠なんかあるのか?」
  • ③「そんなにまでして、外国資本の会社にメリットがあるの?」
  • ④「いくら何でも、水道は民営化しない、て特例にすれば良いじゃん!」

と、けっこう突っ込みトコロ満載で、説得力に欠けているね。よっしゃ仕切り直しします。まずキーパーソン。これは橋下徹氏でもなく松井府知事でもなく吉村市長でもない。竹中平蔵。コイツだ。大手人材派遣会社の会長だか有名私立大学の名誉教授だとかの肩書きがあるらしい。が、尊称は元より敬称も必要なし。何かふさわしい蔑称があったらそれでも良い。何故か?売国奴だから。売国奴に何の遠慮があろうか。だから堂々とコイツと呼ばせてもらう。2001年の小泉内閣から20年に渡る今日まで、彼がやってきたことは、民間議員なるいかがわしい立場を利用して、政府の様々な審議会に潜り込み、国民の資産(である債権)を、ことごとく限りなく投機屋に近い投資家たちに二束三文で売り払い続けたことだ。

 我々は日本国内の社会的インフラが、歳入(=税収)でまかなわれるものと思わされている。大阪市長時代の橋下氏は、市民へのプレゼンにこの誤った説明を多用していた。

「市営地下鉄をね、そりゃあお年寄りの方には無料にしてあげたいんです。でもね、お金が無いんですよ、何故かって?少子高齢化だから。だからね、仕方なく皆さんから50円だけ貰わざるを得ないんです。でもね、お孫さんに聞いて見て下さい、学校生活を。よく勉強出来るようになった、って言われるでしょ?小学校の教室にエアコン入れたんですよ。これ、皆さんの50円を集めた結果です。」

という具合。歳入(税収)=歳出(支出)。大阪市の予算を、単式簿記すなわち子供の小遣い帳を使って予算配分してるんです、という説明をしている。こんな白々しいこと、市長の立場で良く言えるな、とその度に呆れたものだが、彼は弁護士である。ここまで力説するってことは、法律の専門家ではあっても、案外本当に経済を全く知らない人であると、最近は疑うようになった。なるほど、税収でまかなったモノゆえ、インフラを「国民の資産」とは思っていないから、平然と国民の財産(=資産)を、殆ど個人と同然の法人格に譲渡しても、何とも思わないでいられるのだな。それをけしかけているのがケケナカというわけだ。コイツは経済学の先生だから確信犯でやっている。小泉時代に郵便預金で作られた「かんぽの宿」を、バナナの叩き売りのごとく自分の仲間のオリックスなんかに譲渡してしまった。財政投融資というコトバがある。預金として預かった人様のお金で、投資を行うことだ。「かんぽ」の場合の原資は郵便貯金である。国債とは違い、明らかに人様それも個人個人のお金である。それを平気の平座で勝手に売買するというのだから、泥棒といったいどう違うというのであろう。窃盗行為そのものではないか。

 ケケナカが何かしでかすに当たって、殆ど必ずと言って良いほど行う根回しがある。「経済特区」だ。 まず特定の地域を選定し、そこを既存の法律や規制の制約を受けない、いわば治外法権のような場所にして「改革」と偽称した、自分たちに利益供与が発生する、新たな機構を設置し、その活動を施すのだ。最初のうちは針の一点のごとく、極く小規模でスタートする。がドンドン拡大させてゆき、気付いたらとてつもない大変革(改悪)に及んでいる、というものである。ある意味とてもワンパターンなので、実は対して知恵の無いヤツに過ぎないと知れる。が、ハゲタカファンドの外国資本を盾に威を被り、堂々とこうした悪代官行為を繰り返す。確かに、大阪を東京特別23区にわざわざ変革することにより、それをどうやってカジノだの水道売却だのに繋げるのか、その具体的手順は流石に想像憶測推測の域を出ぬ。が、成立の暁に誕生する5区を、それぞれ日本の他の自治体の規制を取っ払って、外資の向かい入れ準備とするための「経済特区」とするのは間違いあるまい。

 以下、私見を付け加える。あまり論じられない事だからだ。実は我が国の竹中平蔵的グローバル化は、彼の登場まえからボチボチ実施されていた。ただし、具体的な開始時期は非常にハッキリしている。80年代中盤からだ。電電公社の解体 → NTT、国鉄分割 → JR各社、専売公社 → JT ・・・ という具合である。そしてこれは日本だけの現象ではない。先進国のあちこちで起こっていることだ。ここでは詳細には言及しないが、イギリスなどは明らかに日本に先行してグローバル化の波にさらされ、多くの英国民が苦しんでいる。我が国の国民が不思議なのは、にもかかわらず、それなりの生きてゆく処世術をまとい、本人も取り巻くコミュニティも何とか乗り越えていることだ。這い上がれない(格差)、縮められない(格差)、結婚出来ない(格差)、子供を持てない(格差)、クルマを持てない(格差) ・・・ それで我々国民は未来も希望もないだろうか、不幸だろうか。声を上げない大衆に、識者はあざける、「なぜ声を上げない?」と。ははっ、識者どの。貴方になんか声をあげませんよ。だって貴方が、そういう張本人であるケケナカの代理人であることなど分かりきっているから。どんな環境に国民を追い込もうとも、我々納税国民は幸せです。そしてこの幸福感に、早晩あなた方は倒されることになる。誰よりもあなた方ご自身が一番それをご存じ、そして恐れている。「そーやろ、ケケナカ?」

 という訳で大阪維新の会、竹中平蔵をご意見番としている時点でアウトです。ケケナカを知恵袋に、大阪市を外資へ売り渡す、そのための「大阪都構想」を現実化させるためだけに「維新の会」は結成された。何度も言いますよ、大阪市の皆さん。橋下徹氏の府政・市政には評価すべき実績も確かにあります。都構想だって決して悪い面ばかりではない。コイツが居なければやったって良いっすよ。でもダメです。竹中平蔵は●だけど我々「大阪維新の会」は○なんて事、ゼッテーあり得ませんから。そろそろ残り一ヶ月。どうぞムダ&むなしい詭「弁論」を。

追記の追記.アトキンソンなる論客が、ケケナカに連んで実質的な民間議員になりすまし、管首相の篭絡にかかっているようである。組閣初期の内は藤井隆や三橋貴明等、反財務省学者を登用した前首相が全然マシな方に見えるとは、何と嘆かわしいことか。管首相。寡黙の名参謀的風貌にて、どんな方なのか想像がつきません。が、アトキンソンの言ってることを一つでもやったら、その時はキチンと検証します。「大阪都構想」攻防、本当は色々な事を学べる好機でもあるな。

コメント

タイトルとURLをコピーしました