BACHはタイムマシンに乗っていたか?

鍵盤音楽

 こんにちは、今日はマックボンボンざっくばらんに、ベタな話題をいじってみます。

 歌川国芳と言えば、『東都三つ股の図』にスカイツリーが描かれている、と話題になったことがある。契機は勿論、それが完成間近だったからで、2011(平成23)年のこと、未だ10年足らずの出来事だったから、覚えておられる方も多いことだろう。これ である。

 絵の中に赤色で「謎の塔」という註が書き込まれている。なるほど、江戸の下町にこんな建造物が描かれていれば、いささか色めき立つのも無理はなかろう。「国芳はタイムマシンで現代に来ていた?」等という東○スポーツみたいな見出しでも付けたくなろうというもの。が、どうやら之れ、井戸掘り要の櫓、ということらしい。実はblog主、謎の塔がなんであれ、その位置が大きく食い違っていることは確信出来る。というのも、多摩地区たる調布に戻ってくるまでの2001(平成12)年から2012(平成24)年までの10年間以上は、妻の実母の家の近くである、江東区に住んでおり、永代橋の所在地は十分に認識しているからだ。こんな近くにある(見える)はずがないのである。

 で、何で今回、国芳スカイツリー疑惑の浮世絵をわざわざ持ち出したか、その理由をお話しよう。このblogを音楽・多摩地区・鉄道の3つをエントリーの中心にする趣意は再三お伝えした通り。音楽の記事には、とある楽曲の楽譜をサムネイルにしているわけだが、そろそろネタばらしのタイミングと、思ったからである。ピアノ関係者や学習期の長かった方、そして音楽マニアの方たちには、これがバッハのゴールドベルグ変奏曲ⅩⅦ変奏であるとご存じであろう。全てのバッハ楽曲を知っているわけではない。否、未だに演奏はおろか聴いていない作品のほうがずっと多いだろう。が、この楽譜を見た時の衝撃たるや、未だ驚愕の思いが消えないままだ。多分、死ぬまでそうだろう。

 調性はト長調、G Dur である。冒頭16分音符で書かれたフレージング4音は階名でミ・ソ・シ・レ。ルート音であるド(1度)から数えて、それぞれ3度・5度・7度・9度と、主3和音プラス2つのテンションノートの上乗せ。完全にハードバップフレーズではないか。あ、ありえん。チャーリー・パーカーか、バッハは。バッハがモダンジャズのフレーズでアドリブしていたのならば、江戸時代の浮世絵画家がスカイツリーを描いていて当然ではないか。うーん、よ ~ くライプツィヒのトーマス教会の中を探しまくれば、タイムマシンが見つかる可能性がある。東京も ・・・ あ、東京はダメだな、関東大震災と東京空襲で、下町は完全に焼くかれちゃったし ・・・ あ、そっか。本当はタイムマシンあったんだ。その証拠隠滅のために、2度も焼け野原作戦を実施したんだな。よっしゃ、様々な人災・天災をくぐり抜けて現存する江戸の遺品をドンドン発掘してやれ。杉田玄白・平賀源内・伊能忠敬。彼等もタイムマシンに乗っちゃあ、現代に来て色々持ち帰ったんだな。バッハの次は、クラシックの王様のくせして、やたらにウラコードを多用するベートーベンの探求だ、じゃ、また!

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