緊急投稿.断固「まこなり社長」を擁護する。

マスコミ論

 こんにちは、多摩雑報です。ご閲寄り、誠にありがとうございます。今回はシリーズ「京王散策」をパス、youtube で炎上中の動画主である「まこなり社長」を、当blogは擁護の立ち場で意見する事とします。まこなり社長はプログラミングスクール「TECH CAMP」を運営する会社、株式会社DIVの代表取締役社長です。炎上原因は主に、そのプログラミングスクールの運営実態と㈱DIVの経営状態がヤバい、の2点から、各 youtuber の餌食になっているようです。多摩と鉄道を主体とする当blogが、なぜ今回この問題を急遽取上げることにしたか、その理由も本文に盛り込みました。そして今後も教育に関するトピックは、まこなり氏の援護射撃になるなら、機会あれば取上げようと思います。

 当blog主、実は夫婦そろって、音楽の指導を結構大きな収入源としている。と言っても拙はフリーの音楽講師・講演者だし、妻はいわゆる街中のピアノ&歌唱指導教室の先生および其の運営者に過ぎないので、教育事業者、と呼べるほどのものでも無い。が、拙は俗に「認可校」と呼ばれる文科省管轄による専修課程の専門学校職員、またはその支援産業に、都合四半世紀以上は関わってきたので、産業としての教育事業は十分に現場を踏んできたものと自負するものである。その立ち場から、プログラミングスクール「TECH CAMP」並びに経営者のまこなり社長を擁護したい。以下にその根拠を記すものである。 冒頭で述べたように、炎上のポイントは大きく2点に分けられる。

  • 【A】TECH CAMP の教育内容・教室運営は杜撰である。
  • 【B】TECH CAMP の運営会社である㈱DIVは大赤字のベンチャー企業であり、経営が逼迫している。

 そしてこの2点が様々な波及現象を起こしている、というディテイルの追求となる。【A】の場合は、就職先の対象となるIT企業から、「採用規準に満たない、スキルの未熟な卒業生が多い」という形で問題視されている。【B】はそれゆえ、経営者としてのまこなり氏に対する人格攻撃という、殆ど揶揄に近いものまで波及しており、それにドンドン多くの youtuber たちが便乗炎上に乗っているという現状が、昨年の末あたりから既に数ヶ月間の長きに渡って続いているのである。

 【A】について。多くの批判者、その大半は教育事業・教育産業というものを存じ上げていない。こういう職業訓練的教育機関の最も各個たる権威を持っているのは、文科省認可の「認可校」と呼ばれているものである。まこなり社長やTECH CAMP をあげつらうならば、その前に問題視すべきは、これら認可校のIT教育系専門学校の方だ。この手の専門学校の教育実態を、誰ひとりとしてTECH CAMP と比較していない。多分存在さえ知らぬのであろう。これらの学校は2年制を原則とし、1年間当たりの授業料は大体 100万円前後であるから、卒業までに200万円を要する。そして授業総時間は1800時間である。対するTECH CAMP は数ヶ月で数十万円である。受講総時間数は数百時間であるから、時間単価の授業料・受講料は大差なかろう。が、受講期間が大幅に短い、というのは、もうそれだけで圧倒的にTECH CAMP の方が有利なのだ。この分野に限らず、専修課程専門学校学生の相当多くが、折角専攻した分野の業界を在学中に諦める。拙のケースで比較しよう。音楽系専門学校は、ほぼ必ずと言っても良いほど演奏家養成のコース以外に、(音楽)業界関連産業対象のコースを併設する。これらは放送技術者という専門技術職で括られるのだが、2年間のうちに多くの若者は挫折し、2年後の卒業時にその道のプロとして巣立ってゆけるレベルの者は10%から20%だ。TECH CAMP は自分がプログラミングに「向いていない」と悟れば、数ヶ月のことなので痛手は最小で済むのである。これが認可校だと、否が応でも2年間をムダに過ごさざるを得なくなる。この「時短」ひとつ取っても、たとえ授業単価が高くとも、十分メリットと言って良い。それよりもTECH CAMP など比するべくも無い、最早はっきりインチキだと断言してかまわない、認可校のコースがあるのだ。それはどういうものか?

 認可校が堂々と掲げるインチキ看板。ズバリ言おう。ゲーム制作者コース、だ。ただの一人も学校が業界に就職させた例は存在しない。では何故そんなコースを設けるか。単純に学生が集まるからである。集まりさえすれば、それで良し。就職?させられる訳が無い。ゲーム業界にただの一人もツテを持つ職員がいないのだから。まず叩くべきはそっちである。文科省認可という葵の印籠で以て、高等教育機関の仮面を被っている、それが認可校の学校経営者たちだ。

 本業をプログラマーとしている(いや、副業かもしれぬが) youtuber たちはディスるにしても、流石に実情を理解している。何より教育機関としてのTECH CAMPは「意外にもけっこう良心的である。」と言っている。もうそれで十分である。教育機関としてはOKである。認可校で、そういう満足度を得ることは殆ど不可能に近い。そういう構造になってしまうのだ、認可校制度とは。

 本日は取りあえずここまで。ひとつだけ捕捉しておきたい。炎上 youtuber たちの、次の発言は看過出来ぬので。

「まこなり社長はベンチャー企業然と見せるべく、IT産業を装っているが、実体はIT産業ではなく教育機関にである。」だから「『TECH CAMP』あかんのや」という後味の悪さを残す発言。 これを発言した方々は、必ず以下の専門学校経営者と職員方にも、同様のコトバを投げつけよ。日本工学院、東京工学院、日本電子専門学校、東京工業専門学校。これらの学校は広報の宣伝トークとして多少なりとも必ず「業界人然」としたニュアンスを、間違いなく喧伝しているぞ。何故これらを叩かずして、まこなり氏だけをあげつらうのか。ま、知らないでしょ。だから「関係ねーよ」と逃げ切れると思ってるのだろ?逆です。知らないのならばお黙りあれ。

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